テーマ:勉強会memo
【担当】かいてき調剤薬局 六軒家店
平成30年8月29日
【講師】MSD株式会社
ベルソムラ錠:
耐性や依存性が形成されにくいため不眠症改善後に中止できる面と
4月の診療報酬改定のベンゾジアゼピン系薬剤の長期投与の減算の面からも推奨していきたい。
スージャヌ錠:
選択的DDP-4阻害薬(ジャヌビア錠)と選択的SGLT2阻害剤(スーグラ錠)の配合剤
併用で状態が安定している患者または単剤では効果不十分な患者に使用してほしい。
第一選択薬としては用いない。
アトーゼット錠:
小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(ゼチーア錠)とHMG-CoA還元酵素阻害剤(アトルバスタチン)の配合錠
ゼチーア錠またはアトルバスタチン10mg単剤治療でLDL-C管理目標値未達成の患者において<120mg/dlの患者では約9割、冠動脈疾患の既往歴患者では約7割の達成率を示した。
配合剤変更による服用剤数の減少、薬価の低下。
第一選択薬としては用いない。
アトルバスタチン10mgまたは20mgで効果十分な場合に変更可能。5mg服用の場合は10mgに増量後に変更。ゼチーア錠のみからの変更は不可。
アトルバスタチン増量による横紋筋融解症に注意が必要。