テーマ:勉強会memo
【担当】かいてき調剤薬局 六軒家店
平成30年2月21日
【講師】持田製薬株式会社
一般名:一般名:エロビキシバット
【効能・効果】慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)
【用法・用量】通常、成人にはエロビキシバットとして10mg(1回2錠)を1日1回食前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、最高用量は1日15mg(1回3錠)とする。
【作用機序】エロビキシバットは回腸末端部の上皮細胞に発現している胆汁酸トランスポーター(IBAT)を阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することで、大腸管腔内に流入する胆汁酸の量を増加させる。
胆汁酸は、大腸管腔内に水分および電解質を分泌させ、さらに消化管運動を亢進させる為、本剤の便秘治療効果が発現する。
【用法及び用量に関連する使用上の注意】
本剤投与中は腹痛や下痢があらわれるおそれがあるので、症状に応じて減量、休薬又は中止を考慮し、本剤を漫然と継続投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。
【勉強会内容】
・世界初の胆汁酸トランスポーター(IBAT)阻害剤
・ぜん動運動も亢進するが、長期連用でも問題なし
・血中への移行が少なく「アミティーザ」に比べて悪心が少ない
・肝障害の患者さん(慎重投与)は胆汁酸の分泌が少ないため。効果が期待できない。
・腎障害の患者さんには制限なし
・妊婦・産婦・授乳婦(有益性が危険性を上回るときのみ)
・小児(安全性確立してない)はデータなし
・食後では胆汁酸が出たあとなので効果なし。臨床試験では朝食前
・原薬は安定しており粉砕OK