2019/10/07
高リン血症治療剤(金属製剤・リオナ)
テーマ:勉強会memo
リオナ(クエン酸第二鉄)作用機序・特徴
(リオナ錠250mg)
効能又は効果:
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
用法及び用量:
通常,成人には,クエン酸第二鉄として1回500mgを開始用量とし,1日3回食直後に経口投与する。以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日6,000mg(1日24錠)とする。
【 作 用 】
第二鉄(3価鉄)が消化管内のリン酸と結合し、リンの吸収を抑える。
- 第二鉄(3価鉄)はフェロミアなどの第一鉄(2価鉄)と比べて消化管から吸収されにくいため、リン吸着薬としては適している
- 主な副作用は801例中、下痢(10.1%)便秘(3.2%)腹部不快感(2.5%)血清フェリチン増加(2.7%)
- 便が黒くなることがある(鉄の影響)
- ホスレノール®250mg1錠に対してリオナ®1錠でほぼ同等
- 他の鉄含有製剤投与中の患者[鉄過剰症を引き起こすおそれがある。]