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2019/09/30

高リン血症治療剤(金属製剤・ホスレノール)

テーマ:勉強会memo

ホスレノール(炭酸ランタン)作用機序・特徴

(ホスレノールOD錠250mg/ ホスレノールOD錠500mg)(ホスレノールチュアブル錠250mg/ ホスレノールチュアブル錠500mg)
(ホスレノール顆粒分包250mg/ ホスレノール顆粒分包500mg)

効能又は効果:
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

用法及び用量:
通常,成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし,1日3回に分割して食直後に経口投与する.以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日2,250mgとする.

【 作 用 】

炭酸ランタンのLa3+(ランタン)が消化管でPO43-(リン酸)と結合し、リン酸ランタンとなり、便から排泄。

  • 主な副作用は305例中、嘔吐(12.5%)悪心(10.2%)胃不快感 (3.0%)便秘(2.3%)
  • テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌薬とキレート形成のおそれあり → 2時間は間隔をあける
  • チュアブル錠は噛み砕かずに服用すると溶けにくく,腸管穿孔,イレウスを起こすことがある。
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